2015年11月19日木曜日

日本スポーツ社会学会
2015年度第2回研究例会のお知らせ
 
 今年度第2回の研究例会を、以下のように開催します。

 最近、フィールドワークに録画機材を持ち込んで調査対象を録画したり、映像データアーカイブなどを利用して映像データを分析することが可能になってきています。しかしながら、「映像データを入手したもののどのように分析してよいのかわからない」といった悩みが調査研究者から多く聞かれることも事実です。

 映像データを入手したということは、繰り返し視聴することが可能になるということと、複数の人が閲覧可能になるということを意味します。これにより、映像入手者はデータセッションを行うことができるようになります。

 Heathら(2010: 102あるいは156-7)によれば、データセッションとは、映像記録素材を協働で分析するときの標準的な編成であり、ビデオデータを何人かで一緒に見てコメントし合い、分析する協働作業でもあります。調査チームの同僚たちや、データに新しいパースペクティブを提供できる人たちとともに、分析に役立つアイデアを論じ合うことができます。ときには「実践者」や「当事者」にデータセッションに参加してもらい、独自の洞察を提供してもらったり、第三者が理解困難である出来事を明らかにすることを助けてもらえることもあります。

 この度企画したデータセッション(研究会)に参加いただくことで、3月のシンポジウムに登壇予定の Larissa Schindler さん(ハンブルグ大学)の研究手法や「vis-ability」という概念の理解が進むとともに、映像データの分析手法を増やすことにもつながれば幸いです。

 大学業務などでお忙しい時期かとは思いますが、多数の会員の方々の参加をお待ちしております。

文献
Heath, C. & Hindmarsh, J. & Luff, P. 2010. Video in Qualitative Research. Sage Publications.


日時:2016124(日)14時〜17
場所:早稲田大学 東伏見キャンパス302教室
内容:提供されたビデオデータを題材にデータセッションをおこなう。
話題提供者 海老田大五朗(新潟青陵大学)、リー・トンプソン(早稲田大学)

文責:倉島哲(研究委員会)

 

2015年11月14日土曜日


2015 11 月吉日

日本スポーツ社会学会会員各位

関西学生フォーラム世話人 浜田 雄介

佐藤 彰宣

小丸

 

2015 年度第 2 回関西学生フォーラム報告者募集のご案内

 

謹啓

 

晩秋の候、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃より日本スポーツ社会学会関西学生フォーラムの活動にご支援、ご協力いただき、ありがとうございます。

さて、第2 回関西学生フォーラムでは、下記の通り、春の学会大会に向けた勉強会と個人研究報告会を開催いたします。そこで、勉強会の方は世話人が担当することにし、個人研究報告会の方は会員の皆様から報告者を募集することになりました。研究を深める一つ の場として、是非、本フォーラムをご活用いただきますよう、よろしくお願いいたします。

研究報告のお申し込みについては、必要事項を明記のうえ、下記のアドレスまでメールにてご連絡ください。お忙しいところ恐れ入りますが、皆様のご応募、ご参加を心よりお待ちしております。

 

敬白

 


 

時:2016 1 10 日(日)14:00~(予定)

場:龍谷大学セミナーハウス「ともいき荘」

京都市営地下鉄「丸太町駅」2 番出口から徒歩6

容:①個人研究報告会(2 名程度:20 分報告+20 分討論を目安とする)

②春の学会大会に向けての勉強会(浜田・小丸:約1 時間半)

③会議、懇親会

報告申込:2015 12 4 日(金)までに、所属、氏名、演題を明記し、

masarukomaru@ever.ocn.ne.jp(龍谷大学:小丸超)までお知らせください。

 

また、何かご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。

               以上